少加水麺や多加水麺、ちぢれ麺、練り込み麺やグルテンフリーといった特殊な麺などさまざまな生麺を生産することができる大和製作所のラーメンの製麺機「リッチメンシリーズ」を導入したラーメン店の事例をまとめました。
「天垣内らーめん 星と月」のオーナーは最初、「ラーメンは和食の延長線上でできるだろうから自家製麺じゃなくても麺帯を手切りして使えばいいだろう」と考えていました。しかし、大和製作所の製麺機を使ってみたところ色々なことが表現できると気づいたそうです。知り合いを通じて大和製作所を訪問、ラーメン学校を受講し知識や技術を習得した結果、「これが僕のラーメンです!」と自信を持ってお客さんに提供できるようになりました。
オーナーが通っていた大和製作所の「ラーメン学校」では、麺やスープ、具材の基本・応用、ラーメンに関する知識と繁盛店の作り方を6日間で学びます。自家製麺を使って100種類近い元ダレ、香味油、スープベースでオリジナルのラーメンを完成させます。
引用元:大和製作所 ラーメン学校 (https://www.yamatomfg.com/customers/tengaiti-ramen-hyogo/ )
カリフォルニア州にある「SOBO RAMEN」 は日本風ラーメン店です。地元の農家から仕入れた食材を使ったラーメンを提供しています。麺は大和製作所のラーメン製麺機「リッチメン」で作った生麺です。切刃を換えると麺の太さやちぢれ加工ができるため、少加水麺や多加水麺、ぢぢれ麺などさまざまな生麺が完成します。
引用元:大和製作所 ラーメン製麺機リッチメン(https://www.yamatomfg.com/customers/sobo-ramen-oakland-ca/ )
「Koie Ramen」の料理長・ティム・ホーマーさんがレストランの場所を探しているときに大和製作所に場所の図面を送ると厨房とレストランに適した図面を送ってくれたそうです。開店後には社長自らがノルウェーの店を訪問し製麺機が正常に動いているのか、麺に問題はないのかをチェックしてくれたので、「今まで出会ったことのない会社だ」と話しています。
大和製作所では、製麺機を購入した人向けに店内レイアウトの提案もおこなっています。回転率の良い厨房のレイアウトとは、「作業の流れに沿って機械を配置する」「製麺機は湿気の多い場所を避ける」「作業通路は最低650mm~800mm取る」などです。製麺機は湿気を避けるため、厨房内に置かずに製麺機室を設置するといいでしょう。
引用元:大和製作所 店内レイアウト(https://www.yamatomfg.com/customers/koie-ramen-oslo/)
Zuru Zuru Ramenのオーナーの悩みは「麺」でした。ヨーロッパで質の良い麺を入手するのは難しいし新鮮ではない、日本から輸入された麺は高価なものや質の悪い安い冷凍麺、ヨーロッパ産の麺はパスタに近いため本場の味が出せない、日本のラーメンを提供するには「麺」の問題を解決しなければならなかったです。
オーナーはラーメン職人として働いていたことがあり、大和製作所のことは知っていたので、連絡を取りオンラインデモを観たり、機械の性能の確認をしたり疑問点を質問してラーメン製麺機の導入を決めました。
製麺機を使用した結果、サイズや色、テクスチャー、フレーバーを試すことが可能になり、自分のスープやラーメンのレシピに合わせた麺を作ることができたのです。ラーメン製麺機リッチメンはYouTubeで配信中です。
引用元:大和製作所 ラーメン製麺機リッチメン(https://www.yamatomfg.com/customers/zuru-zuru-ramen-gent-belgium/ )
一から手打ちでラーメンを作ってきた「YAMASAN RAMEN」はお客さんに提供する麺の量が多いため、必要な量を確保するのが難しくなっていました。必要な量を調達するには?手打ちを同じ品質を保つには?など、色々検討を重ねた結果、自社で製麺することにしたのです。
大和製麺所と出会い連絡を取り合ってラーメン製麺機の中からリッチメンⅡ型製麺機とシルキーミキサー(25kgタイプ)の組み合わせを選択しました。リッチメンII型製麺機は生産効率を重要視した製品のためミキサーは別売りです。リッチメンⅡ型製麺機は1時間に250~300食の麺を生産することができます。自社製麺に切り替えたことで「冷凍麺をメキシコ中のレストランに配る作業を一ヶ所に集中させることができた」とオーナーは話しています。
引用元:大和製作所 ラーメン製麺機リッチメンⅡ型(https://www.yamatomfg.com/customers/yamasan-ramen-mexico/ )
おすすめ
麺の種類ごとに分かれた専用の小型製麺機なら麺の特徴に合わせて製麺できるので、よりおいしさを追求できます。
「うどんもそばも製麺したい!」「業態変更を視野に入れている」場合を除き、作りたい麺に合わせて選ぶのがおすすめです。