小型製麺機にもさまざまな種類があり、特徴もそれぞれ違います。製麺機を選ぶ基本は、作ろうとしている麺の種類や美味しい麺を製麺できるかどうかです。
このページでは、うどんの製麺機について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
小型製麺機を選ぶ際に重要になる、麺の種類。麺の種類によって適した製麺機が異なるのはなぜなのでしょうか。
うどん向けの小型製麺機の違いについて解説します。
うどんやラーメンに使われる小麦粉も、そばに使われるそば粉も、成分はほとんどでんぷん質。
ただ、そばはそば粉とつなぎ、ラーメンは小麦粉とかん水、うどんは小麦粉と塩というふうに、原材料が異なることが大きな違いです。
そばはそば粉と小麦粉で作られることが多いですが、うどんは小麦粉だけを使用しています。
つなぎなしで作られた場合は「十割そば」、そば粉8割とつなぎの小麦粉2割で作られたものは「二八そば」と呼ばれ、二八そばの方が切れにくいのが特徴です。
「十割蕎麦」だけは、小麦粉を全く使用していないという違いがあります。
ラーメンにはかん水を使用することが、うどんとの大きな違いです。
どちらも同じ小麦粉から作られますが、ラーメンには独特の色と味わいがあります。
ラーメンが黄色いのは、小麦粉に加えた「かん水」中のアルカリと小麦粉の中のフラボノイド色素の反応によるものです。
うどんやそば、そしてラーメンを製麺する工程の中で、それぞれの違いについて解説しています。
そばには熟成がないという点が、うどんともラーメンとも大きく違う、そばの製麺工程です。
一般的に、うどんにもラーメンにも熟成工程があり、美味しい麺作りには不可欠な工程ですが、そば特有の味わいが損なわれるなどの理由で、熟成という工程がありません。
うどんと同じ小麦粉から作られるラーメンですが、「かん水」というアルカリ性の水でこねるため、グルテンができやすく、さらにデンプンが吸水しにくくなることで、うどんとは違った硬さの麺になります。
そのため、うどんより細くしているのです。
うどんの小型製麺機導入で失敗しないためには、うどんの製麺に適しており、かつ美味しさを追求している製麺機がおすすめ。うどんと他の麺とでは、製麺工程が大きく変わるからです。
納得のいく製麺機選びの参考になる、うどんにぴったりの小型製麺機の選び方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
製麺機は、単なる麺作りの機械ではありません。製麺を自動化することで省人化でき、安定的に麺を作れるため、利益を左右すると言っても過言ではありません。
美味しい麺が作れる小型製麺機は、味によるリピーターを増やすことにもつながります。導入するなら「美味しさ」を追求している小型製麺機にすると良いでしょう。
おすすめ
麺の種類ごとに分かれた専用の小型製麺機なら麺の特徴に合わせて製麺できるので、よりおいしさを追求できます。
「うどんもそばも製麺したい!」「業態変更を視野に入れている」場合を除き、作りたい麺に合わせて選ぶのがおすすめです。