製麺機には、業務用製麺機と家庭用製麺機の2つがあります。
食品工場や飲食店で利用されている大型・小型の製麺機は業務用に分類。一方、パスタマシンをはじめ、自宅で製麺できる卓上型の製麺機は家庭用とされています。
場合によっては、卓上型の製麺機を使っているお店もあるでしょう。
製麺所や外食チェーンのセントラルキッチンなどの工場向けの生産ラインなどで用いられるのが大型製麺機、飲食店の核店舗やスーパーなどで利用されているのが小型製麺機、“製麺”に特化した単体機とも呼べる卓上型の機械が家庭用となります。
一般家庭用でも簡単に本格的な麺を作れるのが家庭用製麺機の魅力です。
業務用製麺機は、企業や個人店などで使用されています。1台の製麺機で麺づくりのすべての工程を行える大型・小型製麺機や1つ工程を担う単体機などがあります。
何百から何千、何万食と一度に作れる麺の生産量が多いことが「業務用」製麺機の特徴と言えるでしょう。
ここでは、業務用製麺機の大型機、小型機、単体機について説明しています。
製麺機は、大型、小型、単体機で製麺できる麺の種類に違いがあります。
大型製麺機は、冷凍麺や乾麺など販売用の麺などを製麺でき、小型製麺機や単体機は、基本的に生麺や半生麺に対応しています。家庭用製麺機は、家庭で作ることがほとんどなので生麺専用と言えるでしょう。
また、ラーメンやそば、うどんといった麺のジャンルは問いません。
家庭用製麺機は、大きく分けて手動と電動の2種類があります。
手動タイプは、生地を入れたらハンドルを回して麺をカットして製麺するもの。一方、電動は水回しから製麺までを全自動のタイプや生地を入れてスイッチを押すと製麺してくれる半自動タイプがあります。
いずれにしても自宅で食べたい麺を好きな時に好きなだけ自家製麺を作れるのが家庭用製麺機の魅力。お子様と一緒に製麺するのもおすすめです。
家庭用製麺機は、家電メーカーや刃物メーカーなどが製造していることがほとんど。中でも、イタリア製の手動パスタマシンや家電メーカーのヌードルメーカーが有名です。
家庭用のパスタマシンには、押出式とローラーカッター方式の2種類があります。それぞれに電動と手動のタイプとがありますが、押出式は電動タイプが主流です。
マシンに入れた生地を押し出して製麺することから、押出式と呼ばれています。
また、押出口のアタッチメントが豊富なのは、押出式ならでは。穴の大きさが異なるアタッチメントをつけることで、麺の太さを変更でき、ロングパスタやきしめんなどさまざまな麺を作れます。
ローラーカッター式は、パスタの生地を作り延ばし棒などで延ばしたあと、マシンのハンドルを回すことで麺が切断されます。カッターの種類は押出式より少ないですが、より自分好みの太さにしたいというこだわりがある人におすすめ。
電動の場合は、生地を延ばす作業は全自動ですが、手動だと生地が詰まってしまったり、製麺中に切れてしまったりすることがあるので要注意です。
おすすめ
麺の種類ごとに分かれた専用の小型製麺機なら麺の特徴に合わせて製麺できるので、よりおいしさを追求できます。
「うどんもそばも製麺したい!」「業態変更を視野に入れている」場合を除き、作りたい麺に合わせて選ぶのがおすすめです。